一緒に安曇野の地域医療を支える医師をお待ちしています
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院長からのメッセージ
安曇野というところ
昔、九州の玄海(げんかい)の海人族の一つであった安曇(あづみ)氏が大和朝廷と共にその勢威を拡大し、徐々に東日本へ移り住むようになり、やがて信濃の国にも定着することとなったそうです。その末裔たちが住む地とされる安曇野、アルプスの雪の山々を水面に映す春、夏の爽やかな風、秋の夕暮の風情、冬の朝の静けさ、信州らしさがつまった土地です。
安曇野赤十字病院は
安曇野市の唯一の総合病院で、回復期45床を含む316床の病床を有し、21診療科で構成されています。今年地域の医療ニーズに、より相応しいものとする為に病棟編成を改変。7対1病棟、回復期リハビリ病棟、集中治療センターにくわえて地域包括ケア病棟、内視鏡センターを開設しました。
救急車受け入れも2800件と医療圏内2番目と多く、地域から必要とされる病院であることがご理解できるかと思います。隣の松本市の信州大学病院からは車で20分、臨床実習生や研修医を受け入れており、教育的環境も充実しています。日本医師臨床研修評価機構の認証も受けています。院内の教育研修推進室が、外部講師による臨床推論研修、全職員への勉強会など職域横断型の各種研究会を企画、運営しています。長野県立こども病院も同じ市にあり、地域医師会との連携活動も盛んです。
地域の高齢化は例外ではありません。地域包括ケアシステムの構築に向けて地域の医療、福祉、行政との連携は今後さらに必要となります。医師はほぼ全てで不足気味です。手つかずの領域も多く、多くをチャレンジできる地域です。医療を通じて地域貢献を、安曇野の地で共に目指す同志をお待ちしています。
安曇野赤十字病院
院長 中野 武
安曇野市長からのメッセージ
平成17年10月に5町村の合併により誕生した安曇野市は 長野県のほぼ中央部に位置し、農水産業や工業も盛んな人口約10万人の田園産業都市です。平成23年にはNHK連続テレビ小説「おひさま」の舞台にもなり、より多くの人に「安曇野」の名が知られるようになりました。
安曇野の自然の魅力は、雄大な北アルプスの山並みと、清冽な湧き水が育むわさび田や豊かに広がる田園風景の景観です。山麓地帯では、豊かな森が広がっていて、安曇野の自然を満喫しながらトレッキングやウォーキングが楽しめます。
豊かに広がる田園風景や点在する屋敷林など、日本の原風景ともいうべき景観が安曇野には残されていて、四季それぞれに美しい姿を見せてくれます。
工業においては、製造品出荷額が長野県で上位に位置し、農業においては、おいしい米づくりの水田農業を中心に果樹、野菜、花卉、生わさびの産出額を誇ります。
水産業においては、地域ブランドのニジマス、いわな、信州サーモンと、養殖も盛んです。
施設は、病院、診療所、介護施設等医療福祉施設、保育園、学校、児童館、図書館等教育文化施設、公園・体育館施設も充実しています。
そのような環境の中で、安曇野赤十字病院は、昭和26年以来65年にわたり地域の公的病院として、救急医療、通常診療と市民への地域貢献を果たしています。そして、平成22年には市も支援し、現地に新病院が立て替えられ病院の新たな活動が始まりました。
病院理念に掲げる「医療を通じた地域貢献」のため、住民の皆さまの医療ニーズに寄りそい、地域病院としての安心感、安堵感、満足感が高まるよう事業を展開されています。
今後の少子高齢化社会の急速な進展により、地域包括ケアシステムの構築の重要性を認識され、平成28年には地域包括ケア病棟、歯科口腔外科を開設されました。
その中で、安曇野赤十字病院では産科を担当する病院医師が不足しており現在は、分娩対応は休止状態で、妊婦健診中心に行う健診協力機関として対応し、また、「母乳相談・育児相談外来」を実施しています。
市では「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本目標の一つに「安心して出産し子育てできるまちをつくる」を定め、あらゆる機会をとらえ、医師確保、助産師確保につとめ、分娩再開に向けて病院と連携し進めていきたいと考えております。
「安曇野で始める“ほどよい”田舎暮らし」を通し、ご家族の皆さまとともにお越しいただき、当地域の医療を支えていただく先生を心よりお待ちしております。
安曇野市長
宮澤 宗弘
医師からのコメント
外科部長の松下が当院の診療をご紹介します。
安曇野赤十字病院は、長野県松本広域北部の2次医療圏で人口約10万人の風光明媚な安曇野市に所在し、前身の豊科赤十字病院の開設以来約66年間地域の中核病院として市民に頼られてきた病院です。当院は現在一般病床239床(うち地域包括ケア病床44床)、HCU計10床、回復期リハビリ病床45床が稼働しており、21の診療科を標榜して、計49名の常勤医(内6名は初期臨床研修医)が勤務しております。高度専門医療を掲げる都会的な急性期病院ではありませんが、救急医療を含めて地域のニーズに十分こたえられる専門性の高いスタッフがコンパクトにそろっている地域密着型の一般急性期病院です。
当院の外科は、開院時常勤医2名で、当時でいう一般外科(現在の消化器、乳腺、呼吸器疾患、外傷等)をおこなってきましたが、外科領域の細分化で現在は常勤医4名で、消化器外科を中心に診療にあたっています。4名とも外科専門医であり、うち消化器外科専門医は3名、がん治療認定医は3名さらには内視鏡外科技術認定医1名(胃がん)の専門医取得状況であり、日本外科学会認定施設、日本消化器外科学会専門医修練施設、日本がん治療機構認定施設となっております。2015年度の診療実績ですが、全手術件数は387例(内全麻321例)で、内容はヘルニア92例、胆石82例、虫垂炎45例、胃がん28例、大腸がん54例、肝切除7例、膵頭十二指腸切除6例などで、特徴としては、腹腔鏡下手術を積極的にとりいれた結果、全麻手術の71%(227例)が鏡視下手術となっております。当科との連携でかかせない消化器内科のスタッフは肝臓専門医1名を含む5名と近隣病院に比べて充実してきております。内視鏡件数の増加に伴い早期胃がん、大腸がん患者数も増えまた緊急での止血やERCP処置も対応可能となり消化器領域の診療のさらなる充実が期待されております。
外科医の仕事の中心は手術ですが、日本の現状として消化器がん患者さんに直接かかわる医師は外科医が多く、当院でも化学療法、緩和ケア、NST、褥瘡チームは外科医がチーフを務めている状態であります。救急科(専従5名)の設置で予定手術以外に緊急手術(年間92例)が増加傾向であり、4名のスタッフだけでは平均年齢(現在48.8歳)を考えますと医療安全上でも限界に近くなってきております。消化器外科を専門としている医師のかたにお願いです。当院での勤務をぜひご検討ください。
診療内容
当院は、地域の中核病院として急性期医療を担当しており、安曇野市はもとより松本・大北医療圏の結節点として2次救急(病院群輪番制)を担当しております。現在5名の救急専門医を擁し、救急車の受入件数が当医療圏内で2番目に多く、年間3,000件程度の受入をしております。
リハビリスタッフが充実しているという強みを生かし、回復期病棟45床を有するほか、平成28年には、地域包括ケア病棟44床を新たに開設しました。また、重症者病床HCU10床を新たに開設し、当院の目指す「医療を通じての地域貢献」に向けて病床機能の充実に努めております。
平日業務 | 外来診療、病棟診療、検査業務、手術等 | |
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時間外業務 | 当直業務(月1回~2回程度) | |
休日業務 | 日直業務(月1回程度)、病棟患者対応等 | |
一日の患者数 | 外来 | 497人(平成28年度) |
入院 | 285人(平成28年度) |
※さらに詳しい内容についてはお問い合わせください。
ある医師の1日
施設紹介
院内の施設を写真でご紹介します。
①案内図(1階)
②案内図(2階)
③赤十字プラザ(1階)
④外来受付(1階)
⑤外来診察室(1階)
⑥救急処置室(1階)
⑦MRI室(1階)
⑧リハビリテーション室(2階)
⑨透析室(2階)
⑩集中治療センターHCU(3階)
⑪手術室(3階)
⑫病室4床室(6階)
⑬回復期リハビリテーション病棟(6階)
アクセス
・JR大糸線 豊科駅下車 タクシー 2分 徒歩 10分・JR篠ノ井線 田沢駅下車 タクシー10分 徒歩60分
・車 長野自動車道安曇野ICより3分
地域連携
当院は松本医療圏(8市町村、人口約43万人)に属し、長野県内の医療拠点である信州大学医学部附属病院とは約14km(車で25分程度)の場所にあります。安曇野市内(人口約9.5万人)には当院を含め5つの病院と73の診療所があり地域の医療を支えています。地域の救急医療体制の中では、当院は病院群輪番制病院として2次救急(病院群輪番制)を担当し、年間約7000件の救急患者の受け入れを行っています。
中核病院として、限りある医療資源を有効活用できるように医療連携を推進しています。地域の医療連携を推進する取り組みとして、市内の医療機関で組織する「安曇野病診連携懇話会」(事務局:当院)では情報交換会や研修会などを定期的に開催し医療機関の連携の強化を図っています。
ほどよく田舎で、ほどよく便利
安曇野市は長野県のほぼ中央部、松本市の北西部に位置し、人口9万5千人の田園産業都市です。安曇野の魅力はなんと言って四季折々の風景。常念岳を正面に望む雄大な北アルプスの山並みと、清冽な湧き水が育むわさび田や、豊かに広がる田園風景はとってもきれいで、どの季節も見どころがあります。夏は登山やハイキング、冬はスキーやスノーボードと四季折々のアクティビティを楽しめる絶好のロケーションです。
市内には大型のショピングセンターやホームセンター、家電用品、スーパーや飲食店など点在しているほか、地元で採れた野菜などを販売する直売所も多数あります。生活に必要なものはすべてそろっています。病院近くに長野自動車道のインターチェンジもあり、移動するのも便利です。
また、子ども・子育てに関する支援体制も充実しており、保育・教育・福祉の連携が図られています。地域とのつながりを大切にする風土があり、地域の方に見守られながら子どもを育てられる環境にあります。
ほどよく田舎で、ほどよく便利。生活するには最高の環境です。
気候
内陸性の気候で、四季折々の自然を感じられます
やっぱり長野県。冬の寒さは厳しいです。1月、2月頃の朝は、マイナス7度くらいになることもあり、通勤時は道路が凍結することもありますので要注意です。北アルプスに雪雲がさえぎられるので、積雪量は比較的少なくほとんど積もりませんが、年によって多いときで年に2、3回、20~30センチ程度の積雪があります。通勤時間に間に合うよう幹線道路は除雪体制が整っています。
夏の7月、8月は30度を超える暑さはありますが、朝晩はとても涼しく過ごしやすいです。湿度は低く快適に生活できます。また一年に降る降水量も少なく雨の少ない地域となっています。寒暖差のある内陸性の気候で、四季折々の自然を感じられます。
グルメ
美しい水と緑に恵まれた安曇野は食材の宝庫
信州と言えばお蕎麦。安曇野にもおいしいお蕎麦屋さんが沢山あります。美しく清涼な北アルプスの水を使い、丹精込めて打った香り高い手打ち蕎麦をご賞味いただけます。
また、名水百選に認定されている安曇野の水。その美しい湧水で育てられている安曇野わさびも有名で、わさびの生産量は全国一位を誇ります。
北アルプスの良質な水が育む米や野菜、りんごなどの果実、信州サーモンやニジマスなどの川の幸など、多くの食材があります。安曇野の自然を目で楽しみながら食事ができるお店も数多くあります。
公共施設
充実した公共施設が数多くあります
安曇野市内には 都市公園・体育館・グラウンドをはじめとしたスポーツ施設、図書館や美術館などの文化施設があります。教育施設として保育施設等27園、小学校10校、中学校7校、高等学校4校あり、子育てに関する支援体制も充実しております。
また、天然温泉を利用した温泉宿泊施設や日帰り入浴施設も数多くあります。浴場からは安曇野の雄大な景色を一望できます。
交通手段
市内にはJR大糸線、JR篠ノ井線が走っています。病院の最寄り駅はJR大糸線「豊科駅」で徒歩10分。一部の区間以外は路線バスなど運行しておりません。安曇野市ではデマンド交通を中心とした新・公共交通システム「あずみん」という乗り合い型タクシーを市内全域で運行しており、通勤や買い物など生活全般に利用されています。
買い物
病院周辺にはショッピングセンター、ホームセンター、ドラックストア、家電量販店、スーパーや飲食店等数多くあり、日常生活品はほぼ揃えることができます。仕事帰りに買い物もできて便利です。大型駐車場も完備されている施設が多く、車でも安心です
イオン 豊科店
住所 : 長野県安曇野市豊科4272-10
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病院すぐ横にあるショッピングセンターです。衣類、食料品など家庭用品が揃っています。夜10時まで営業しており、仕事帰りもゆっくりお買い物ができます。
スワンガーデン安曇野
住所 : 長野県安曇野市豊科南穂高1115
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長野自動車道安曇野ICすぐ横にあるショッピングセンターです。敷地内は書籍・CD・DVD、家電量販店、携帯電話、飲食店、アウトドア用品、おみやげ、アミューズメントなどの店舗が多数並んでいます。
カインズホーム 豊科店
住所 : 長野県安曇野市豊科南穂高771-1
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病院から車で2、3分の所にあるホームセンターです。日用品はもちろんですが、犬や猫、小動物などのペット専門コーナーもあります。
西友 豊科店
住所 : 長野県安曇野市豊科南穂高776
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カインズホームに隣接するスーパーです。食料品や日用品は24時間営業しています。働く主婦の強い味方です。