嘉麻赤十字病院


福岡県嘉麻市上山田1237

tel:0948-52-0861(代表)

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院長からのメッセージ

 現在嘉麻赤十字病院では高齢者の多い地域医療を担うための心温かい医療を提供できる常勤医師(内科・皮膚科)を募集しています。嘉麻市を含む筑豊南部地域では、全国の平均値より急速に高齢化が進んでおり、単身・認知症高齢者や要介護者の割合が年々増加している状況です。当院は、この地域における“かけがえのない”公的病院として、開院から80年以上にわたって、時代とともに地域ニーズに応えられる医療をご提供し、地域の皆様から信頼され愛されてまいりました。
 その証拠に、昭和57年現病院が新築オープンする際には、総工費10億円のうち、地元旧山田市から2億円の寄付、うち6千万円が、なんと市民からの募金でありました。旧病院舎屋の老朽化が著しく、建築資金も枯渇する中、一時は廃院の声も聞かれましたが、旧山田市当局の全面バックアップのもと「日赤病院を再建しよう」という市民運動が展開され、市民の強い熱望が関係当局を動かし、当院の新築につながった次第であります。この歴史的経緯に思いを馳せますと、私どもは、何としても、当地域の皆様に必要とされる医療を提供できるよう医療体制を整えていかなければなりません。
 今、全国で後期高齢者がピークを迎える2025問題がクローズアップされています。当然のことながら、当地域及び当院も例外ではなく、この問題に対処するための備えが必要です。当院では、従前からの急性期病院や診療所、福祉施設との連携強化をさらに図るとともに、行政機関とも協働し、地域包括ケアシステムを構築していくことが急務と考えています。
 しかしながら、それを実現するためには、どうしても、地域ニーズに応えられる医師の確保が必要なのです。高齢者の疾病については、老化による生理的機能の低下により、有病率が高くなるだけでなく、多疾病が合併しやすくなるとの特徴もあり、内科部門では、内科関連疾病を中心とする幅広い領域での総合的な診療ができる医師、さらには、当院が力を入れている在宅医療に貢献できる訪問診療が可能な医師が必要であると考えています。
 また、皮膚科については、医師が不在となっているため、やむを得ず皮膚科を閉じており、地域住民は遠方へ通院されており、医師の確保は、地域全体の切実な願いでもあります。
 当院の立地は、四方を山地で囲まれ決して交通の便がよいとは言えません。建物も築40年を超え、老朽化も進んでいます。それが、医師確保にとって、大きな障害になっていることも否定できません。
 ところが、視点を変えてみますと、大きな自然に抱かれ、小鳥の囀りを聞きながら、大変アットホームな地域の方々、そして屈託のない職員と触れ合うことができ、さらに、都会の柵から拘束されることなく、病院新築の夢を描きながら、腰をすえて診療に向き合うことができる、そういう大変温もりのある魅力的な病院なのです。だからこそ、私自身、ここで約30年間診療をやってこれたわけであります。是非とも、私と一緒に、当地域の医療を心温かく支えてみませんか?

からのメッセージ

 嘉麻市は、平成18年3月27日に、旧山田市、旧稲築町、旧碓井町、旧嘉穂町の1市3町の合併により誕生し、現在9年目を迎えています。
 本市は、福岡県のほぼ中央に位置し、遠賀川の源流を抱く山々の美しい自然に恵まれ、古くから豊かな穀倉地帯を形成し、農業を基幹産業とする地域として今日に至っています。また、明治中期以降は、筑豊炭田の一角として、日本の産業エネルギーを支えてきた歴史を有しています。
 嘉麻赤十字病院には、昭和13年4月に山田診療所として発足して以来、76年間もの長きにわたり、嘉麻市南部地域における唯一の公的な病院として、地域医療の中心的な役割を担っていただいております。また、昭和53年当時、老朽化に伴う建て替えが計画されていた際には病院改築促進期成会が結成され、署名運動や募金活動を行うなど、市民と行政が一体となって現在地への新築移転運動を展開し、実現された経緯があります。
 このような背景からも、地域住民にとってなくてはならない病院であり、行政としても市民の理解のもと、長年、施設改修費や医療機器の整備費などに対し一定の補助金を支出してまいりました。
 現在では、デイケアセンターや訪問看護ステーションが設置され、本年7月より地域包括ケア病床を開設されるなど、医療のみならず保健・福祉・介護の各分野にわたり重要な役割を担っていただいております。
 高齢化率が33%を超える本市において、まさに地域密着型の公的病院として機能強化に取り組まれている嘉麻赤十字病院の重要性は、今後一層高まっていくことでしょう。
 私ども嘉麻市民は、このように地域に根ざした医療を提供されている嘉麻赤十字病院並びに医師の皆様方をこれからも全面的に応援してまいります。
 嘉麻市は水が清らかで、お米の品質も良く、こうした良質の米を原料とした地酒の産地でもあります。また、りんごや梨が特産で、福岡・北九州両都市圏から車で約1時間圏内ということもあり、市内外から多くの方がフルーツ狩りに訪れています。さらに今年は、大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの地として注目を集めており、黒田家ゆかりの史跡等にもたくさんの方が訪れています。詳しい情報につきましては、嘉麻市観光ポータルサイトをご覧ください。
 ぜひとも、自然豊かな嘉麻市へ、ご家族の皆様とともにお越しください。
 心より歓迎いたします。

医師からのコメント

医師の金本が当院の診療についてご説明します!

 許可病床数142床の当院は平成27年から地域包括ケア病棟43床を開設し、一般病床と特定疾患病床と合わせて実質稼動病床数140床で運営しています。また、デイケセンター、訪問看護ステーション、ケアプランセンター、24時間在宅ケアステーションも併設しており、高齢者を対象とした在宅医療にも力を入れております。
 現在、当院の問題は内科医・皮膚科医が不足していることです。都会の急性期病院ではあまり経験出来ない総合内科的な幅広い診療と高齢者に発症率の高い疾患の診療が必要な地方病院であり、専門分野以外も自分で診療したい医師には大変魅力的な病院と思いますが、医師不足で危機的状況です。私は消化器内科の患者を診療しつつ、循環器・呼吸器・糖尿病などの他科の勉強もでき、大変充実した毎日を過ごしております。
 都会の急性期病院で働くのに疲れた先生方、将来開業を考え総合診療内科を勉強したい先生方、当院での診療を是非ご検討下さい。お待ちしています。

診療内容

 当院の患者層は、65歳以上の高齢者が多く、外来が約6割、入院が約8割を占め、ほとんどが高齢者慢性疾患です。
 救急告示病院となっておりますが、時間外救急患者は1日平均1~2人程度で軽症から中等症疾患です。重症疾患は、三次救急病院である麻生 飯塚病院などへ搬送されます。

平日業務 外来診療、入院診療
時間外業務 当直(月3~4回)
休日業務 病棟患者急変時対応
一日の患者数 外来 内科 90.3人 整形外科 67.9人 耳鼻咽喉科 19.1人 外科 16.9人 小児科 7.9人 精神科 3.8人 眼科 6.9人
入院 内科 57.9人 整形外科 16.3人 外科 31.9人 耳鼻咽喉科 0人

※さらに詳しい内容についてはお問い合わせください。

アクセス

◆天神方面からお越しの方
①バ ス
西鉄天神バスセンター→特急60分→飯塚バスセンター→上山田方面行50分→大橋バス停
大橋バス停下車徒歩5分
◆JR博多駅からお越しの方
②J R
JR博多駅→福北ゆたか線 快速30分→桂川駅  桂川駅下車  タクシー20分
③バ ス
博多駅交通センター→急行80分→新飯塚駅→上山田方面行45分→大橋バス停
大橋バス停下車徒歩5分
◆福岡空港からお越しの方 福岡空港→地下鉄10分→天 神→西鉄天神バスセンター ※上記①天神方面からを参照
福岡空港→地下鉄5分→博多駅  ※上記②③JR博多駅からを参照
◆北九州方面からお越しの方(JRとバス)
JR 小倉駅→鹿児島本線 快速20分→折尾駅→福北ゆたか線 快速40分→新飯塚駅
バス 新飯塚駅→上山田方面行45分→大橋バス停 大橋バス停下車後徒歩5分

地域連携

 当院では地域連携室を設置し、MSW2名と看護師2名で地域の医療機関と連携して患者様にベストの医療を提供することをお手伝いさせていただいております。
 微力ではありますが、筑豊地区の地域医療充実の一端を担わせて頂けるよう努力しています。詳しくは当院ホームページをご覧ください。