私たちと共に地域医療に情熱を傾けていただける医師を求めています

多可赤十字病院

〒679-1114
兵庫県多可郡多可町中区岸上280

tel:0795-32-1223(代表)

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院長からのメッセージ

 多可町の紹介と当院の使命:
 多可赤十字病院のある多可町は、日本のへそ公園のある兵庫県西脇市の奥にあります。日本のへそを自称する地域は他にもありますが、西脇市が日本のへそとなった根拠は大正時代に陸軍が東経135度、北緯35度にある西脇町を日本の中心と確認したことに始まるようです。
 東西13 ㎞、南北27 ㎞、総面積185.15k㎡を有し、直線距離で神戸まで約45 ㎞、大阪まで70 ㎞の距離にあります。公共交通機関利用ではJR西脇市駅からバスで約30分とやや不便な場所にありますが、車では大阪市内から2時間、神戸から1.5時間程度の位置にあり、比較的都会に近いど田舎で、多可赤十字病院の周囲にはのどかな田園風景が広がっています。
 そして当院は人口2万人強、65才以上の高齢化率は34%(2017年)と全国平均の27%を大きく上回る、言わば日本の将来の縮図とも言える高齢社会である多可町唯一の地域医療の拠点病院です。稼動病床数 110 床 (一般病棟 54 床、回復期リハビリテーション病棟 33 床、医療療養病棟 23 床) 常勤職員数 179人 (平成 29 年 4 月 1 日現在)のこじんまりした病院で職員全員と顔の見える距離で仕事をしています。
 当院ではこれまで常に国の政策の一歩先を読み、高齢化に対して早くから取り組み、地域完結型の医療の完成を目指して来ました。昭和63年には全国最初の老健施設を創設、さらに訪問看護ステーション、居宅介護支援事業、介護支援センター、地域リハ・ケアセンターでの通所リハビリ、はつらつ健康事業などを展開し、地域の開業医の先生、住民の皆様とも力を合わせて地域完結型医療システムを発展させてきました。また予防医学にも尽力し、健康診断、ドックなどの地域に必要な事業もおこなっています。
 私たちの使命は急性期の患者様から回復期、療養病床まで幅広く多可町住民の要望にこたえることです。患者様は重症の方から軽症の方までさまざまですが、患者様が我々に求められることは安心だと思います。患者様を安心させることを最大のミッションとして、職員全員で頑張っています。
 しかし他の地域の病院同様、深刻な医師不足に悩まされ(常勤医師6名、非常勤医師27名)、十分に地域の住民の皆様の期待にこたえきれていないのが現状です。
 ぜひ、のどかな農村、穏やかな人柄の地で、職員と力を合わせて医師としての情熱を発揮していただける先生の着任を心からお待ちしています。
(ちなみに高度急性期病院しか勤務経験の無かった小生自身も2017年4月より当院に着任しました。改めて本当の自分のやりたかった医療がここにあったかと思いながら勤務しております。是非お力をお貸し下さい。)

2017年4月
多可赤十字病院
院長 梶本 和宏

多可町長からのメッセージ

医師からのコメント

松浦医師が当院の診療についてご説明します。

 多可赤十字病院は一般病床、回復期病床をはじめ、併設した老人保健施設、居宅介護支援事業所、委託在宅介護支援センター、訪問看護ステーションなどを有した地域密着型の病院であり、平成24年度から、診療圏域における医療・ケアの一体的提供により、「老後に至るまで住みなれた居宅・地域で安心して住み続けることができる」包括的医療・ケアを担い、地域に密着した病院として再生を図るため、病院の医療方針を次のように定め、地域の診療所や介護施設、行政などと連携した地域医療に力を注いでいます。

<医療方針>
① 診療圏域における医療・ケアの一体的提供により、「老後に至るまで住みなれた居宅・地域で安心して住み続けることができる」包括的医療・ケアを担う。
② 近隣医療機関・介護施設との日常的連携を深め、総合力を発揮した医療を推進する。
③ 入院から在宅療養に至るまで一貫した医療・ケアの提供を推進する。
④ 住民の健康保持にむけた行政の取り組みと連携し住民の健康度の向上に寄与する。

 入院病棟は、平成19年度以来の医師の減少とともに一時60床まで減少せざるを得なくなり、診療体制の維持は困難を極めてきたが、平成26年度には療養病棟23床を開設、一般病棟54床(うち13床を包括ケア病床に変更)、回復期リハ病棟33床、計110床と病床数としてはかつての届出病床数に復帰することができました。しかし、今なお山間農村への内科(総合診療医を含む)、一般外科を中心とした医師の招請が困難を極めるなかで、「地域を支える病院」としてあり続けるために努力をしているところであります。

 総合診療科では複合した課題(複合的慢性疾患、介護、リハ、要在宅療養支援など)を抱えた方を対象とした診療を中心に担いながら、地域医療支援センターの看護師、保健師、社会福祉士、リハビリ専門職、栄養士、訪問看護師、ケアマネジャー等、多職種が協働して、医療も介護や生活問題もワンストップで支援していく診療を行っています。また、通院が困難な人や最後まで在宅療養を望む人もいるため、病院でありながら定期的な訪問診療も行っています。
 地域医療支援センターは、院内外における医療・ケア連携、包括的医療・ケアのための多様な役割を有する病院の中核的部署です。また、院外の医療機関、介護施設、行政の健康福祉部局、社会福祉協議会などと形成した多可町地域包括ケアネットワークの事務局として医療・ケアのマネジメント・計画づくり・関係機関との調整を担っており、多可町における地域包括ケア体制の要としての役割を果たしています。

診療内容

 患者は75歳以上の高齢者が多く、大半は高齢者慢性疾患です。夜間・休日の救急患者は2~3名程度です。
 検診センターでは人間ドックのほか、町の婦人健診(乳がん・子宮がん検診)や個別がん検診を受託しており、住民の健康度の向上に寄与しています。
 また、付帯事業として介護老人保健施設、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、在宅介護支援センターを併設しており、入院・入所から在宅療養に至るまで一貫した医療・ケアの提供を行っています。

平日業務 外来及び病棟診療・健診業務等
時間外業務 当直(月3回程度)、 外部の当直応援医師との繋ぎ業務(早出・居残り)業務(月2回程度)
休日業務 当直(月1回程度)
一日の患者数 外来 約140名
入院 一般病棟45名、回復リハ病棟30名、療養病棟20名

※さらに詳しい内容についてはお問い合わせください。

ある医師の1日

  • 6:00
    起床

    宿舎は病院敷地内。

  • 8:00
    出社

  • 8:45
    朝のミーティング(地域医療支援センターで各部署と情報共有)

    朝のミーティング(地域医療支援センターで各部署と情報共有)
  • 9:00
    外来診療

    外来診療
  • 12:15
    昼食

  • 13:00
    病棟診療・検査

    病棟診療・検査
  • 訪問診療

    訪問診療
  • 18:00
    退社

    病院横の遊歩道(旧JR鍛冶屋線軌道後)は全長で約2㎞あり、時間があればをゆっくりと田園風景を診ながら散歩。

    退社
  • 20:00
    夕食

  • 23:00
    就寝

施設紹介

院内の施設を写真でご紹介します。

  • ①病院1階

  • ②病院2階

  • ③病院3階

  • ④病院4階

  • ⑤外来

  • ⑥CT

  • ⑦X線テレビ装置

  • ⑧生化学分析装置

  • ⑨理学療法室

  • ⑩健診センター

アクセス

中国自動車道滝野・社インターから車で約30分(R175線経由R427号線利用)
JR加古川線西脇市駅からバス約20分(JR西脇市駅、西脇バスターミナルから多可町中区/加美区方面行きが出ています)
多可赤十字病院行きコミュニティバス(のぎくバス)もご利用ください。

地域連携

 地域医療連携課では、地域の医療機関・老人福祉施設等との連携に努めています。また、病院の関係職員が週1回集まり、入退院の調整等を行っています。

多可町の暮らしについて事務部の藤田と吉田がご説明します。

 多可町は、四季折々の風景を町全体で楽しめる、食と自然に恵まれたとても暮らしやすい町です。
 生活は、病院の近くにスーパーやドラッグストア、ホームセンターやコンビニが充実している為、不自由することはありません。
 山々から注がれる清らかな水で育った新鮮でおいしいお米や野菜、綺麗な空気と豊かな自然の中で育てられた播州地鶏や有精卵をはじめ、日本一の酒造好適米といわれる「山田錦」でつくられた清酒など、他にもたくさんの美味しい名産品がありますので、ぜひご堪能ください。
 休日には、入園・駐車料無料の余暇村公園という、全長253mのローラー滑り台やアスレチックなど大人も子供も楽しめる広い公園があります。
 登山が好きな方には、標高1,005.2mの高さを誇る千ヶ峰への登山、ゴルフが好きな方には、町内に2箇所のゴルフ場もあり、カーレースが好きな方にはセントラルサーキットというサーキット場もあるので、趣味を楽しまれるのにも多可町はとても適していると思います。

気候

四季折々の自然が豊か

気候は、瀬戸内気候の影響を受けて穏やかですが、中国山地の背陵地帯として内陸性気候の影響も受け、寒暖の差が比較的大きくなっています。

グルメ

多可町は酒米の横綱「山田錦」発祥の地。ふくやかな香と深いコクを味わってください。

播州百日どり

「播州百日どり」約100日間かけてじっくり育てられた逸品。町内には焼き鳥屋さんが多く、店主自慢の焼き物を味わえます。

神戸ビーフ

世界の舌を魅了する神戸ビーフ。『黒田庄和牛』は、その格式高い神戸ビーフの主産地として有名です。町内には販売店も多くあります。

巻きずし

テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されたマイスター工房の巻きずしです。

公共施設

ぬくもりのある公共施設が多数

多可町には観光、教育、福祉、コミュニティなど、子供からお年寄りまで全ての世代にかかわりのある公共施設が数多くあり、その多くが木造及び内装等の木質化された施設となっています。
また、紙漉きをはじめ勾玉造り等体験型の施設も多くあります。

買い物

町内中心部(病院から徒歩で5分程)には大きな総合ショッピングセンターがあります。又ドラックストアーや飲食店も多いので、病院周辺は何不自由のない生活環境です。

フレッシュバザール中店

住所 : 多可町中区茂利
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病院から徒歩10分、品ぞろえも豊富で8時から24時まで開いているのがうれしい。

エーコープ加美店

住所 : 多可町加美区寺内
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黒田庄牛をはじめ百日地鶏、有精卵等地元農協の特産品が多数取り揃え。

働きやすさ

幼保一体教育。子育て支援も充実

就学前(0~5歳)のお子さまのおられる家庭の子育て支援施設の「子育てふれあいセンター」、児童に健全な遊びを与え、健康の増進や情操をゆたかにするための「児童館」、幼保一体施設の「キッズランド」等、子育て支援施設が充実。

宿舎・社宅

住宅は病院敷地内

住宅は洋室2室、和室1室の3LDK。病院と老人保健施設の間には遊歩道があり、朝夕には多くの方が散歩を楽しまれています。

農園付住宅

豊かで美しい自然にふれ、のどかな農村文化が体験できる施設。そして都市と農村の交流を進める施設として町内には滞在型市民農園が4か所あり、休日には家庭菜園を楽しめます。

多可町のイベント・レジャーを事務部の竹本が紹介します。

 多可町の魅力は何より豊かな自然です。病院の近くには広大な土地を利用した公園やゴルフ場があります。公園にはアスレチック等の遊具も設置してありますので小さなお子様がいらっしゃる方でも、一緒に楽しめることと思います。
 また、秋には祭りが開催され、町内各地を神輿が練り歩きます。神輿は暗くなるとライトアップされ、色とりどりに輝く神輿には目を奪われます。一度ご覧になることをお勧めします。
 多可町は山に囲まれた盆地で、山に目を向けると春には山桜、夏には青々と生い茂る木々、秋には紅葉、冬には雪化粧といった四季の変化を感じて頂けると思います。そんな自然の中で暮らしているためか、地域には穏やかな人柄の方が多いです。

観光

ラベンダーパーク多可

西日本最大級の施設で、約30,000株のラベンダーを栽培。摘み取りができる他ハーブ商品も多数そろっています。また、加工体験館ではリースやジェルキャンドル作り等が体験できます。

職員オススメレジャー

農林業公園ハーモニーパーク

15haの園内に体験施設が広がっています。広大な果樹園では、旬の果物狩りができます。

ゴルフ場

多可町内には妙見富士CC、滝野CC八千代コースの2つのゴルフ場がある他、1時間以内には有名トーナメントコースが多数あります。

職員オススメスポット

岩座神の棚田

日本の棚田百選にも選ばれた日本の原風景。約700年もの歴史があり、「農のピラミッド、天国への階段」と呼ばれています。

岩座神の棚田

杉原紙研究所

杉原紙は、兵庫県の重要無形文化財・伝統的工芸品に指定されている、1300年の歴史と伝統を持つ和紙です。杉原紙を使った様々な製品を生産・販売している他、紙漉き体験もできます。

杉原紙研究所

松か井の水公園

平成の名水百選に選ばれ、コーヒーやご飯を炊くのにおいしいと評判で、京阪神からも多くの人が汲みに訪れます。

那珂ふれあい館

同館では隣接する東山古墳群をはじめ、町内から発掘された出土品の展示をはじめ、多可町の文化財についての調査、研究、啓発・活用を行っており、地域の歴史学習の拠点としての役割も担っています。
また、体験学習室、陶芸・七宝室では、勾玉づくりや土器作りなど、歴史や伝統技術を学べる体験を行うことができます。

那珂ふれあい館

子供との休日

大人も子供も1日中楽しめる「北播磨余暇村公園」

妙見山麓一帯の自然環境を保ち、都市と農村地域を結ぶ交流の場とし、同時に北播磨地域のレクリエーション利用の中心となる公園です。園内の“観賞ゾーン”には、日本庭園をはじめ、バラ園、花しょうぶ園がありシーズンには色とりどりの花が咲き乱れ、彩りを添えます。
また、“冒険の広場”には253.3mのスカイローラー(滑り台)をはじめ、各種の遊具施設が整っています。その他、園内、“いこいの森”に宿泊施設があり、隣接してゴルフ場やテニスコート、野球場なども整い宿泊型のスポーツ、レクリエーションエリアとして利用されています。

北播磨余暇村公館

大人も子供も大満足の味!箸荷牧場搾りたての牛乳をつかったアイス屋さん

多可町加美区の箸荷牧場。豊かな自然に恵まれた土地で、約500頭のホルスタイン牛を飼育している兵庫県でも、最大規模の牧場です。そんな牧場が経営されているアイス屋さんでは、搾りたてのフレッシュな牛乳を使ったアイスやジェラートが堪能できます。店内も外観も、とってもおしゃれなお店で、定番の味はもちろん、旬の食材の味も楽しまれてみてはいかがですか。

WACCA

施設イベント一覧情報

多可町のイベント

1年を通してイベントや祭りが目白押し!

ふるさとの夏祭り

お盆の風物詩。たくさんの花火と屋台でにぎわいます。夏祭りを楽しみに帰省する町民も多数おられます。山間にこだまする花火は大迫力です。

ラベンダーフェスタ

ラベンダー園を中心に、ラベンダーを使った体験や研修ができる活性化施設、物品の販売を行う加工販売育苗施設、芝生広場や里山森林をもちあわせもつ西日本最大級のラベンダー園。ラベンダーフェスタではラベンダーの摘み取りや各種体験コーナー、野外ステージで盛り上がります。